麺 to the カスタマー ~大雪エピソード編~


 今年1月、福井県嶺北地方の大雪で、福井市内では一晩に積雪が1メートルを超え、生活道路の除雪作業が追いつかず、車の出し入れができないケースが相次ぎました。

 そんな大雪の2日ほど前、とあるお客様からご注文を頂きました。
「贈り物でもらったのですが、美味しかったので注文したいです」
「ありがとうございます!2、3日中にはお届けいたします」
ご注文後、すぐさま手配し発送完了!
の、はずだったのですが、発送した翌日から大雪、、、
それから数日間、運送業者の運休等で物流が滞り、荷物のお届けに遅れが生じたり、スーパーでは品ぞろえが減るなどの影響が出ました。

発送から1週間ほど経ってからお客様からお電話が。
「今届きました、ありがとうございます!」
「えっ!1週間前に発送したのですが、、賞味期限がほとんどないと思うので、新しいものを再送します!」
「いやっ、いいですよー。すぐに食べますので」

同じ福井県のお客様でしたので、すぐにお届けできるだろうと安心しきっていたのが間違いでした。
これには反省です。。
大変申し訳なく思い、2週間ほど日にちを空けて、お客様に商品を再送いたしました。

その後、すぐにお客様から荷物が届きました。
んっ、何だろう??と開けたところ、
里芋がたくさん!それも本人直筆のレシピ付き!
おそばのお礼にと、名産品を送ってくださったのです。

これにはスタッフ達も驚き、非常に嬉しく、心温まる素敵なエピソードとなりました。
里芋おいしく頂きました、どうもありがとうございました!

超バラエティ スプリングパック 発売開始 !!


皆様お待ちかねの超バラエティパックに春限定バージョンが登場しました。

超バラエティ スプリングパック(A) 春の定番パック

超バラエティ スプリングパック(B) 夏を先取り!パック

今回は、昨年末に新登場した「太打ち 三代目宗近そば」が好評につきレギュラー化!
噛み応えのある太打ちの蕎麦は、おろしそばにぴったり。
おろし天そばで召し上がるのもおすすめですよ!

また、夏の人気商品「生ざるうどん」がリニューアル。
(Bセットのみ入っています)
モチモチ・ツルツル感が格段にアップし、さらにおいしくなりました!
昨年から改良のための試作を重ね、ようやく理想の原料(小麦粉)に巡り合いました。
すぐに粉屋さんに連絡。
四代目「この小麦、入手できますか!?」
粉屋「仕入れ出来ますが、、、
   価格がめちゃくちゃ高いですけど、大丈夫ですか、、、」
提示された価格は、予想を遥かに超えるものでしたが、
四代目「え、、、これ全然大丈夫じゃないけど、、、
    絶対おいしくなるから、これでいく!」
背に腹は代えられません、リニューアルが決定しました!

そして、1月~3月に最もお問い合わせが多かったのが「宗近の中華そば」。
(Aセットのみ入っています)
直売所にご来店頂いた皆様、いつも在庫不足で本当に申し訳なかったです。
超バラエティパックの販売を機に、4月のみ期間限定で再販売が決定しました!(パチパチパチ)
直売所でもお買い求め可能ですので、お早めにどうぞ~。
※5月以降は販売休止、次回は10月からの販売となります。

ビーガンサラダヌードル!? Godiva cafe Tokyo×宗近そば


2月27日(土)~3月21日(日)までゴディバカフェ東京で期間限定で福井県の特産品を生かした特別メニューが登場しました。【ZEN~ビーガン】をコンセプトに修行僧が食べている精進料理をイメージしゴディバカフェのシェフがアレンジ。

ゴディバジャパンの社長さん曰く
「蕎麦を食べた後のチョコレートがおいしい」とのこと。
(さすが、お考えになることが高尚すぎます!)
そして、福井県を通じて宗近そばにお声がかかりました!

お話を伺うと、サラダ蕎麦のような感覚でメニューをご提供されるということ。
「たくさんの野菜と合わせるには、その存在感に埋もれない蕎麦が必要だな」
「かと言って、蕎麦が主張しすぎてもあかん」
試行錯誤の結果、「四代目宗近 八割そば」をベースとした極太の平打ち麺をご提案させて頂きました。

完成したビーガンサラダヌードルなるものは、平打ち蕎麦を九頭竜まいたけの出汁のそばつゆでいただくサラダ感覚のお蕎麦で、おろしの辛味とライムの爽やかさが良いアクセントになっているとのことです。

先日別の商談でもビールに合うイタリアンな蕎麦を検討中の方がいらっしゃいました。和食の定番だったお蕎麦にも大きな可能性を感じ、これからもどんどん新しい事に挑戦していこうと思っております!

麺 to the ニュース


柔らかな日差しが心地よい季節になってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
北陸地方では大雪、そして世の中の不安が絶えなかったこの冬、例年以上に春の訪れを待ち遠しく感じた方も多かったのではないでしょうか。
さぁ、暖かくなってきて、麺がより美味しく感じる季節にもなってきましたね!
宗近では、すでに冷やし中華・ざるうどんの製造も始まり、現場は夏先取りといった様子です。

さて、最近わが子が「宗近のきなこ」を好んで食べるようになりました。
ヨーグルトや豆乳等に混ぜていますが、色々な素材に溶けやすく、しかも舌触りがなめらかなので子供でも受け入れやすいのだと思います。
「宗近のきなこ」は、素材の甘み・香りが引き立つのはもちろんのこと、粒子が非常にキメ細かいのが特徴です。
今まで深く考えていなかったのですが、そのキメ細やかさのおかげで、子供でも食べやすく、お気に入りの味になるのだなぁと、新たな発見でした。

今年は、催事や出張そば屋など、少しずつ出店のお話も頂いており、状況を探りながらですが、活動の機会が増えていきそうです。
直近では、ホームページの大幅リニューアルを予定しております。
より見やすく・より買いやすく・よりシンプルに、をモットーにリニューアル予定ですのでお楽しみに~。

四代目宗近 宗近鉄也

麺 to the コネクション ~四代目のルーツ 編~


 今回は、四代目とは切っても切れない間柄、奈良県の「三輪山勝製麺」の山下勝山をご紹介! (以下 勝山)
 奈良の麺といえば、「三輪そうめん」。
 その地域で 三輪そうめんを作らず、「一筋縄」という、とてつもなく高品質なそうめんを作っています。

 勝山さんとの出会いは、12年ほど前。
 四代目がまだ東京在住で、クラブDJをしていた頃のこと。20代後半に差し掛かり、何となく今後の人生を考えていた時でした。
 そんな心境を知ってか知らずか、三代目からこんな電話が。
三代目「奈良県にすごいそうめん屋があるけど、修行に行かん?」
四代目「あ、行く!」

 重大な決断だと思うのですが、当時は軽いノリで即答した記憶が強く残っています。

 その数か月後には、三輪山勝製麺へ。
 初めて勝山さんにお会いした時の印象。

「えっ!こわっ!!」

 大変失礼ながら、その出で立ちから、今後の修行生活に不安を覚えたものでした。

 さぁ、修行がスタート!

 したのも束の間、、、最初の任命は、、、
 「長崎へ行ってきなさい!」
 
 長崎といえば「島原そうめん」ですね。
 島原には、勝山さんのお弟子さんがいらっしゃって、まずはそこで麺づくりを習得しなさいということでした。

 島原では、麺づくりに明け暮れる日々でしたが、島原の職人さんの行動でふと気づいたこと、それは掃除をひたすら丁寧にすることでした。
「掃除がきちんと出来ることは、仕事がきちんとなされるための基本」
 そんな仕事に対する大事な姿勢を、島原の職人さんは教えて下さったのです。

 それから三輪山勝製麺での修業が始まりました。

 いつも勝山さんのそばに付きながら、様々な人にお会いしたり、様々な会社に見学に行ったり。
 毎晩のように、たらふくおいしいご飯をご馳走になったり(笑)

 勝山さんは、天才的な感性で、おいしい麺を作り出していきます。

 作りたい理想の麺を頭の中で想像し、その麺を作るためには、この小麦・あの小麦を〇%ずつブレンド、〇%の塩を入れて、練るときの加水量は〇キロ、熟成時間は最低〇時間。
 それはまるで科学実験をするかのごとく、瞬時に麺のおいしい方程式を編み出し、そして、本当に思い描いた通りの麺を作り上げていくのです。
 
 そして、いつも最後に、こうおっしゃいます。
「鉄也よ。一番大事なのは原料や。その時々で一番良い原料を見極めるのが、お前の仕事や」

 修行中、勝山さんから麺の作り方を教わったことは、一度たりともありません。
 勝山さんは、原料選びの大切さ、そして、もっと大切な麺づくりに対する根本的な考え方を教えて下さったのです。
 
 四代目のルーツ、それは勝山さんから受け継がれた麺づくりに対する思い、そのものかもしれません。

┃麺 to the ニュース┃


 

 朝夕の寒さが身にしみる季節になりましたが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。
 早いもので、もうすぐ年の暮れ。
 私たちは、年越しそばの準備に余念がなく、嵐の前の静けさといったところです。

 10月のたけふ菊人形出店の際はたくさんの皆様のご来店、誠にありがとうございました!
 土日祝日のみの出店で、皆様がお越し頂く機会が少なくなったためか、最終週の土日には、おろしそば券を握りしめたお客様が続々といらっしゃる光景がとても印象的でした。
 
 さて、宗近そばにとって一番重要な原料「福井県産そば」の今年度の収穫が終わりました。
 台風や大雨の影響で不作に悩まされた昨今でしたが、、、今年は豊作!!
 豊作に恵まれたのは、約10年ぶりくらい? と、ホッと肩をなでおろしています。
 福井県産新そばへは、12月中旬頃より順次切り替えていく予定ですので、お楽しみに~。

 最後に、本年も宗近そばをご愛顧頂き、本当にありがとうございました。
 今年は想像も出来なかった一年になりましたが、一日も早く穏やかな日常が戻り、皆様が大切な人とより多くの時間を過ごせることを、切に願っております。
 宗近そばを通じて、皆様に元気・笑顔をお届け出来れば幸いです。
 来年も変わらぬお引き立てのほど、何卒よろしくお願いいたします!
 
                         四代目宗近
                             宗近鉄也

 

麺 to the コネクション ~宗近そばが味わえるお店 編~


今回ご紹介は、東京虎ノ門ヒルズ内「虎ノ門横丁」にある<二八 nihachi>。
https://www.toranomonhills.com/toranomonyokocho/1030.html

銀座の高級割烹「杉もと」の店主、杉本修一氏が放つ、天ぷら蕎麦と天丼の店です。

とあるご縁から、杉本氏とお話させて頂き、「そば粉・つなぎの配合」「麺幅」「麺の長さ」など、条件の異なるそばを7種類ほどご試食頂くことに。

最終的に「四代目宗近 八割そば」をベースにしながら、杉本氏から要望があったアレンジを加え、一からレシピを作り上げた「<二八 nihachi>オリジナル蕎麦」に仕上げました。
都内では珍しい、少し太めのモチッとした食感の蕎麦ですよ。

長年日本料理に携わり食材に精通した杉本氏が、吟味を重ねた厳選食材を使用。
昼は大海老、ふぐ、うなぎの蒲焼の天ぷらを、独自の蕎麦と丼仕立てにした贅沢料理を、夜はお酒が進む小鉢料理もごお愉しみ頂けます。
今回は、期間限定オープンですので、お早めに足を運んでみて下さいね!

第1期:11月11日(水)~11月21日(土)
第2期:12月4日(金)~12月13日(日)

麺のプロ×お土産のプロ 「かゞみや」木瀬社長との対談編


 「月刊ウララ」のウェブ版サイトで連載中「麺 トゥ ザ フューチャー」。

https://urala.today/89177/

 今回は、福井のお土産といえばここでしょ!
「かゞみや」の木瀬社長さんとの対談です。
 四代目とは公私ともに親交が深く、コロナ自粛期間中も、宗近そばを愛食していたとか(笑)

 これまでにはない「新たな“贈る文化”を作っていきたい」と語る木瀬社長。
 新たな蕎麦の売り方についての話も飛び出した今回の対談。

 詳しい対談内容は、ぜひ日々ウララをご覧くださいませ~!

QRコード読み込み、又は「日々URALA 宗近」で検索!!

┃麺 to the コネクション ~宗近そばが味わえるお店 編~┃


 今回は、福井県福井市にある道の駅、
「一乗谷あさくら 水の駅」(以下水の駅)。
 三連水車がシンボルで、戦国大名朝倉氏が5代、103年にわたり築いた城下町跡「一乗谷朝倉氏遺跡」の玄関口に位置しています。

 とある日、水の駅の副駅長さんから、お問い合わせのメールが入りました。

 元々、手打ちそば職人が作っていたが、その職人さんがいなくなるという内容でした。

「そば職人はいなくなるが、職人が作るおろしそばと同じくらいの美味しさでご提供したい」
「麺が変わることで、今までここで食べていたお客様達をがっかりさせたくない」
「地元福井で収穫されたそばを使いたい」

 そんな思いの元、副駅長さんはおいしいそばを探していたようです。
 四代目がこのお問い合わせを見た瞬間、
「これは宗近そばの出番だな」
と感じ、副駅長さんに返信しました。

 なんと、副駅長さん!
 四代目のメール返信から約1時間後、、、
 弊社に、突然ご来社! 即商談開始!
(スピーディさ、素晴らしいですねぇ!)

 その後、宗近そば以外にも、様々な製麺所、そば屋さんからもサンプルを取寄せ、選定会を行ったようです。

 その結果、、採用!
(結果待ちはいつもドキドキ、受験生のような感覚ですね)

「宗近さん! 今回色んなとこのそばを試食したけど、これは別格!! これでいく!!」
 ということで、採用頂いたのが「四代目宗近 八割そば」です。

 おだしには県内産の天然醸造醤油を使用する等、正直、ここまでのクオリティでおろしそばを提供されている道の駅は、なかなかないと思います。
 しかもリーズナブルにおろしそばを召し上がれますので、普段使いにもおすすめですよ!

┃麺 to the ニュース┃


 木々の葉が色づき始め、朝夕過ごしやすい季節になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 宗近では、夏の定番冷やし中華の製造が落ち着き、現場にもつかの間の静けさが戻ってきました。

 さて、昨今のコロナウィルスの影響で、皆様の生活にも様々な変化があったと思います。
 私たちを取り巻く環境も急激に変化していますが、人間が生きていくうえで変わらないなぁと思うのは、「食べること」。
 私たちは、その「食べること」を担う立場であります。

〈絶対においしいこと〉
〈安全安心であること〉
〈健康的であること〉
〈価値のある価格であること〉
〈どこにでもある商品・サービスではないこと〉

 この5つの柱を軸に、これからも麺づくりに励んでいきたい、そして皆さんにとっての身近な存在、いわゆる地域ド密着の製麺所でありたいなぁ、と強く感じる今日この頃です。

 今年は、未だイベント出店ゼロでしたが、10月からは、ちょっと出店情報あります。
 規模を縮小しながらの出店ですが、皆様とどこかでお会い出来れば幸いです。

 食欲の秋本番、美味しい秋の味覚とともに、宗近そばをご堪能下さいませ。

 それでは、今月も最後までお付き合いよろしくお願いします!

四代目宗近 宗近鉄也