宗近製麺所 2号店 ラブリーパートナー エルパ内 新フードコートに出店します!


宗近製麺所 おいしい麺の専門店の麺食堂オープンから早1年が経ちました。
おかげさまで、GWなどの祝日や土曜日等は2時間~3時間待ちの大盛況ぶりにスタッフ一同大変感謝しております!
オープン当初よりさらに混雑が加速している現状でして、スタッフ達は戸惑いながらも毎日はりきってお店に立っております。

そんな中での2号店出店!

今年の年明け早々、経営方針会での四代目の一言。
「近年、大型ショッピングモールに新店舗出店します!!」
この時ばかりは、さすがに根拠のない夢物語だったのですが、口に出した1週間後、とあるメールが。

「エルパ2階に新フードコート計画を進めています。出店にご興味ありましたらご連絡ください」
「えっ!経営方針聞いて頂いてました!?」
タイムリーにお誘いのご連絡を頂き、すぐに打ち合わせを重ね無事出店となりました。
言霊って本当にすごいですね~。

2号店でも本店でも同じことですが、まず一番大切にしている基本的な思いは「おろしそばがちゃんとおいしい」こと。
当たり前のおいしさを追求する、そこに宗近製麺所なりの個性をプラス、ワクワク感を演出し、普段蕎麦に馴染みのない方にも楽しんで頂ければと考えています。

エルパ側からの正式発表後はかなり話題になりましたが、周りの名店に引けを取らないよう宗近製麺所なりの色を出して挑みますので、みなさまのご来店お待ちしております!

おろしそばでギネス世界記録 4013杯で認定されました!!


5月11日ハピテラスにて「おろしそばでギネス世界記録 挑戦」しました。
今年2月頃からギネス側と達成条件をふまえた協議を重ね、2月後半に正式に記録開設となりました。
それから開催までの約2か月間、通常業務を行いながらのギネス達成に向けた準備が始まりました。
ギネス側から提示された条件は「2500杯」。
日本はもちろん全世界で前例のないギネス世界記録です。
どこかにも達成ノウハウが落ちているわけではありません、2500杯販売できるオペレーションが組めるのかも誰にも分かりません、まずは本当にお客様がご来場されるかの保証ももちろんありません。
当初は、まさに雲を掴むような思いでした。

ただひとつあったのは、四代目の根拠のない自信!

そこから、目標達成のための会場内レイアウト、厨房内導線、皆さんへのPR活動、などなど様々な視点から準備を進めていきました。

綿密に計算をしていくと、厨房内1時間あたりの必要提供杯数、会場内必要なお食事スペース等の大まかな概算は出来上がります。
最後まで、唯一分からなかったのは「一体どれくらいの方がご来場いただけるのか」。

一般的な食のイベントは、色んな種類のお店さんが10店舗20店舗と一堂に集まり、それによってたくさんの方がご来場されるのが定石とされています。
今回は、宗近製麺所一社での開催、そして提供されるのは「おろしそば」のみ。

「このイベント企画で本当に大丈夫??」
「色んな食事ができるよう他のお店も呼ばないと誰も来ないよ」

当初こんなお声も多かったですが、ここは四代目の決意!
潔くおろしそば一本でいくと決めました。

そんな経緯もあり、ご来場者数だけは最後まで予想出来ず、四代目ついに開催の三日前
「お客様だれも来なくて、完成したそばだけが積みあがっていく夢見た。。。」
もう佳境ですね。。。

そしてもう一つ直前まで気がかりだったのは、ギネス側との細かい条件・運営の最終確認。
四月後半~5月初旬はGWを挟んだ関係があり、開催直前は2週間ほど連絡がつかない!!
細かいログや証人関係の資料をまとめていたスタッフもこれには絶句。。。
最終的には、なんとか直前でギネス側との細かい調整を全てクリアできましたが、結構ヒヤヒヤな日々でした。

そんな中始まった当日。
総勢80名ほどで会場準備をし、いざ会場五分前。
「専務、レジのインターネットが繋がりません!!」
会計口4か所のために用意していた無線インターネットが繋がらない。。
「もう間に合わない!電卓で会計して!」
これは想定内だったので、急遽電卓を使用した運用に切り替えてのスタートとなりました。

しかし、またトラブルが。
「専務!会計担当の子が一人まだ来てません!」
これも想定内で会計口の他の担当の方に会計口入って頂き、事なきを得ました。

そして、9:30会場!
直前までトラブル続きで、会場外を全く見れていなかったのですが、いざ会場外を見渡すと。
なんとすでに500名以上並んでいる!
「えっ!すごい!ありがたい!!」

四代目は、そのまま各メディアの生放送出演で1時間ほど取材対応。
生放送がひと段落し、10:30頃にまた会場外に目を向けると。
なんと1000人以上並んでいる!!
これまでハピテラス会場では見たこともない光景が広がっていました。

その瞬間、四代目は予想だにしなかったまさかの不安に襲われました。
「やばい!このまま行列が続くと提供するそばが足りなくなる!!」

そして畳みかけるように、開始1時間後の暫定杯数の集計で信じられない数字が。
「専務!1時間で968杯販売してます!」
1時間に最大700~800食のご提供能力と考え準備していましたが、なぜか1時間で約1000食提供している。。。
この瞬間、頭が真っ白になったのを覚えています。
蓋を開けてみると、とてつもない行列を目の当たりにした厨房スタッフ達もアドレナリン全開!
信じられないスピードでおろしそば提供を続けている現実が分かりました。

2時間経過の集計では1958杯となり、同時に、四代目の不安は確信に変わりました。
「これは本当にやばい!!14時にそばが無くなる!」

今回の挑戦は、宗近製麺所スタッフもフル動員だったため、そばを追加でつくることもできません。
そのため、開始3時間でお並び列の方々には途中で完売ご案内、開始5時間弱で実際に完売となりました。
せっかく来て頂いた方々や応援頂いた方々のご期待にお応えできない結果となり、この判断は大変心苦しいものでした。

3時間経過での集計で2930杯となり暫定での世界ギネス記録達成となりましたが、心の中は申し訳なさと悔しさでいっぱい。
本当に課題の多い結果となりましたが、会場内ではお気遣いのお言葉・温かいお言葉をたくさんかけて頂き、スタッフ達もすごく励みになったようです。

ご来場頂いたみなさん、応援頂いたみなさん、当日有志でご協力頂いたみなさんのおかげで、無事「おろしそばでギネス世界記録」を達成することが出来ました。
みなさん、本当にありがとうございました!

この挑戦は四代目一人の力では絶対に成し遂げられませんでした。
「おろしそばでギネス世界記録に挑戦する!」
いつもの四代目の突拍子もない発言から、誰一人として「嫌」だとか「出来ない」と言わず、前向きに必死に食らい付いてきてくれた、頼もしい宗近スタッフ達にも最大限のエールを送ります。

四代目は、今回のイベントを超える企画が思いついたら、次またやる!と言っていましたが、どうやらすでに思いついたようです!
皆さんへの感謝と同時に感じた悔しさをバネに、みなさんに喜んでいただけるイベントを必ず開催いたします。
ぜひお楽しみに!

あいさつ


すがすがしい夏の気配を少しずつ感じる季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
宗近ではギネス世界記録挑戦を終え、ホッと息つく間もなく、夏の風物詩「宗近の冷し中華」の製造ピークや御中元の準備、さらには新店舗出店も間近に控え、例年以上に慌ただしく毎日を過ごしております。

さて、おろしそばでギネス世界記録挑戦では本当にたくさんの方のご来場ありがとうございました!
前代未聞のギネス世界記録挑戦でありましたが、想定を遥かに超える来場者数で会場となったハピテラス史上最速かつ史上最長の行列を生み出す結果となり、伝説の1日となりました。

無事ギネス世界記録達成となりましたが、イベント中は本当に悔しい気持ちでいっぱいでした。
早々におろしそば完売となってしまったためです。
せっかくご来場頂きましたのに、おそばをご提供することができなかった方々が大勢いらっしゃった現実を目の当たりにし、正直心苦しかったです。

これは完全に私の想定不足です。
これでもかなり石橋たたいて渡るタイプなのですが、今回はその創造の遥か上を行ってしまいました。

この悔しさは絶対に次に生かします。
今回よりもっとパワーアップしたイベントで、必ずリベンジを果たします!
その時は、みなさん全員が満足される杯数のおろしそばをご用意する覚悟です!

最後に、このギネス世界記録が終着点ではありません。
宗近製麺所は、これまで誰も成し遂げなかった大きな挑戦に挑み続けます。
蕎麦文化の未来のため、麺業界の明るい未来のため、麺づくりが子供たちにとって憧れの職業になるよう、活力ある業界を築き上げていきます。

どうか皆様、今後とも変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いいたします!
麺 to the Future!!!