┃麺 to the スポット ~宗近そばのお土産 編~┃


 「今福井にいるんですが、宗近そばはどこで買えますか?」
 こんなお電話をよく頂き、ちゃんとご案内しないとな~、と反省の日々。。。
 新緑爽やかな季節、これからのお出かけシーズンに向け、宗近そばが買えるスポットをご紹介!

 ①北陸自動車道 南条SA上り線(南越前町)
 店内に入ると、メロンパンのあま~い香りに、きっとあなたも誘惑されるでしょう。
 関西方面への帰路の途中に「お土産買い忘れた!」という方にも安心、ここで豊富な名産品をお買い求め頂けます。スターバックスがあるのも嬉しいですねぇ~。

 ②道の駅西山公園(鯖江市)
 自然をいっぱい感じながら、お子様連れで楽しめるスポット。天気の良い日は、大きな芝生広場でピクニックも楽しいですね!
 レッサーパンダの動物園や、桜祭り・つつじ祭りなど、季節によって楽しみ方もさまざま!

 ③福井駅ハピリン内「福福館」(福井市)
 電車で観光に来られる方は、手軽にお買い求め頂けるスポット。
 地元食材をたっぷり使った郷土料理バイキングは、地元の方にも人気です!
 福福
 その他にも、「かゞみや二の宮店」「セブンイレブン福井駅・鯖江駅」「道の駅 みくに」、温泉街の「まつや千千」などなど!
 誌面の都合上、一部しかご紹介出来てませんが、あしからず。

 もちろん、宗近に直接買いに来て頂いても構いません。
 お近くに来られる際は、ぜひお立ち寄りくださいね。
 あ、基本的に受注生産で在庫が限られているため、来られる際は、事前にご連絡頂けると助かります!

┃麺 to the コネクション ~奥出雲の醤油を求めて 編~┃


 以前、四代目がダシの研究をしている時、あることに気づきました。
 「同じ『ダシ』でも、醤油によって全く違う表情のつゆが出来る!」
 あらゆる醤油を全国から取寄せ、ダシと合わせ試作を繰り返していると、とある醤油に辿り着きました。

 こうなると、スグに会いに行きたくなるんですよねぇ。

 というわけで、、行ってきました!
 島根県奥出雲にある「森田醤油」さん。
 森田醤油③

 お邪魔してすぐに目に飛び込んだのが、事務所に掲示してあったこの言葉、
 「一時的な利益のために永遠の理想を没却してはならない」

 その言葉通り、地場産大豆・小麦を厳選するのは当然、めんつゆやポン酢作りに至るまで、無添加でおいしいものを、という森田さんの誠実で真っ直ぐな思いがありました。

 一度の麹の仕込みは約三日かけて行います。
 天候・気温など微妙な変化で出来具合に影響が出るため、その間はずっと麹を見守り続けます。

 実際伺った日も、気温が上がることが予想されたことから、アポイント時間を三時間ほど前倒しして、出来具合に目を光らせる光景が印象的でした。
森田醤油①0

 東京で働いていた息子さんが戻られ、後継者として醤油作りに励んでいます。
 化学的な視点から醤油作りを考える姿勢がおもしろく、今後の活躍にも期待です!
 

┃麺 to the シーズン ~宗近の夏の風物詩 編~┃


スーパーで山積みになっている個食タイプの冷し中華、県内の方には当たり前の光景、これ普通じゃないって知ってました?

全国的には「2食・3食入り」がメインなのですが、福井だけは個食タイプが店頭で山積みされる、全国的に珍しい県なんです。
冷し中華陳列
地域のお客様からは、「あ、このパッケージ!!」「いっつも冷蔵庫に入ってますっ」「スーパーで売り切れてたので、直接買いに来ました!」「子供がこれじゃないとダメなんです~」
こんなお声をたくさん頂いていて、なんで蕎麦文化の根付いたこの地域で、こんなに支持されるの? 正直、作っている私たちが、、、誰よりも疑問に感じていました。
調べてみると、そこには、先代のただならぬ想いがありました!

この「宗近の冷し中華」は、昭和46年に二代目「宗近隆基」が、当時は非常に珍しい「個食タイプ」の冷し中華として、販売を開始しました。

今となっては当たり前の「個食タイプ」の商品、セブンイレブンの個食対応「セブンプレミアム」が2015年には一兆円を超える勢いで伸び続けていますが、宗近ではずっと昔の40年以上前から、個食タイプの販売を続けてきました。
セブンプレミアム販売推移

発売当初の販売数は、年間300食程度でしたが、現在では福井県内だけで、ひと夏に、なんと62万食も販売する、福井県で圧倒的ナンバーワンの販売数を誇る商品へと成長しました!

昭和46年当時、福井県1世帯当たりの世帯人数は約4人でしたが、現在は2.8人まで減少しています。(大家族が多い福井でも、こんなに核家族化が進んでいるんですねぇ)
ロングセラーの理由

「地域の方の生活に根付いた商品づくりをしなくてはいけない!」

二代目のこんな想いのもと、宗近は加速化する核家族化を先読みし、全国に先駆けて個食化に特化した販売を続けた結果、このロングセラー商品を生み出すことになったのです。
何より、長きに亘り販売して下さる、地域販売店の方のご協力の賜物でもあり、本当に感謝しています!

「毎日食べても飽きのこない味」がコンセプトですが、これどうやって確かめているか、分かります??
それは、、、、、 毎日食べること!!
三代目・四代目を中心に、担当スタッフが毎日実際に食べて、確認をしています。
冷し中華画像1
今年も雨の日も風の日もずっと食べていますが、今のところ飽きてません (笑)
オススメの食べ方は、「かけ冷し中華」。
「かけ冷し中華」って??
茹でて、氷水でキンキンに締めた麺を器に盛り、付属のスープを上からかけるだけ。ただこれだけです(笑)
でも、これだけで十分おいしく食べれるように作っていますので、一度お試しください!

最後に、福井県内総世帯数は約28万世帯。
「宗近の冷し中華」がひと夏に2回以上、県内全ての食卓に並ぶ計算ですね。
ここまで食べられる「宗近の冷し中華」、もはや福井の隠れた「県民食」ではないかと考えています。
今後とも世代を超えご愛顧頂ければ幸いです!

┃麺 to the ショップ ~期間限定出店 編~┃


 四月二十四日から三十日、広島三越「名人の台所」にて、毎年恒例の期間限定出店しました。
 今回から、より美味しく召し上がって頂けるよう、二点の改善を行いました。
画像①
①福井県産玄蕎麦の品質向上
 福井県内で収穫する地域をより厳選した結果、旨味と食感が良くなりました
②ダシを仕込む際の温度管理の調整
 素材ごとの仕込み温度を改良・徹底し、よりすっきりした味に仕上げました

画像②
 今回の出店で「なまそばお土産」「お取り寄せ」が、前回より約二倍に増えたこともあり、よりおいしく召し上がって頂けたのでは、と感じています。
 ミシュラン店を研究されている舌の肥えた方が、「ここのはおいしいからまた来たよ」と二日連続リピート来店も頂けました。
 そして何より、期間中毎回来て下さる、たくさんの常連の皆様、いつも本当にありがとうございます!

八割商品画像2
今回使用したそばはこちら「四代目宗近 八割そば」
「宗近そば」の中で、最高品質ランクのそば。
 舌の肥えたお客様にも「おいしい」と安心してお召し上がりいただける、自慢の逸品です。

麺 to the ニュース


 吹き抜ける風が心地よい季節になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 
 宗近では、父の日の贈り物やお中元シーズンを間近に控え、スタッフ達も準備や打ち合わせに余念がなく、慌ただしい日々を送っています。

 その一方で、宗近の夏の風物詩である、「冷し中華」の製造がピークを迎えようとしています。

 福井県内の皆様からは、「今年も始まったな~」「夏はやっぱりこれだな~」というお声が聞こえる一方、県外の皆様からは、「ん??なんでそば屋が?冷し中華??」と疑問を抱くかもしれません。
 全国的には、「そばお取り寄せ」のイメージの方が強いですからね。
 
あいさつ画像(森田醤油 森田社長、後継者の息子さんと)1[島根県奥出雲にある「森田醤油」森田親子と。]

 地元福井のお客様向けには、「うどん、中華麺、焼きそば」など、様々な麺を作っています。
 どれも厳選した高品質な麺ですが、その中でも「宗近の冷し中華」は、特に絶大な支持を頂いている商品です。
 
発売から四十年以上受け継がれる味ですが、実は毎年少しずつ製麺レシピを改善、最新の製麺理論を用いて進化させています。
(これ気づくか気づかないかの、ホント絶妙な変化です)
 皆様の趣味嗜好が多様化される中、世代を超えて受け継がれる味をお届けするため、この進化は麺づくりに必要不可欠なものだと考えています。
 今回は、冷し中華の話題も多いですが、「暑い日はさっぱりおろしそば」
 もちろん最高ですので、「宗近そば」もお忘れなく!      
 
四代目宗近 宗近鉄也