┃麺 to the シーズン ~宗近の夏の風物詩 編~┃


スーパーで山積みになっている個食タイプの冷し中華、県内の方には当たり前の光景、これ普通じゃないって知ってました?

全国的には「2食・3食入り」がメインなのですが、福井だけは個食タイプが店頭で山積みされる、全国的に珍しい県なんです。
冷し中華陳列
地域のお客様からは、「あ、このパッケージ!!」「いっつも冷蔵庫に入ってますっ」「スーパーで売り切れてたので、直接買いに来ました!」「子供がこれじゃないとダメなんです~」
こんなお声をたくさん頂いていて、なんで蕎麦文化の根付いたこの地域で、こんなに支持されるの? 正直、作っている私たちが、、、誰よりも疑問に感じていました。
調べてみると、そこには、先代のただならぬ想いがありました!

この「宗近の冷し中華」は、昭和46年に二代目「宗近隆基」が、当時は非常に珍しい「個食タイプ」の冷し中華として、販売を開始しました。

今となっては当たり前の「個食タイプ」の商品、セブンイレブンの個食対応「セブンプレミアム」が2015年には一兆円を超える勢いで伸び続けていますが、宗近ではずっと昔の40年以上前から、個食タイプの販売を続けてきました。
セブンプレミアム販売推移

発売当初の販売数は、年間300食程度でしたが、現在では福井県内だけで、ひと夏に、なんと62万食も販売する、福井県で圧倒的ナンバーワンの販売数を誇る商品へと成長しました!

昭和46年当時、福井県1世帯当たりの世帯人数は約4人でしたが、現在は2.8人まで減少しています。(大家族が多い福井でも、こんなに核家族化が進んでいるんですねぇ)
ロングセラーの理由

「地域の方の生活に根付いた商品づくりをしなくてはいけない!」

二代目のこんな想いのもと、宗近は加速化する核家族化を先読みし、全国に先駆けて個食化に特化した販売を続けた結果、このロングセラー商品を生み出すことになったのです。
何より、長きに亘り販売して下さる、地域販売店の方のご協力の賜物でもあり、本当に感謝しています!

「毎日食べても飽きのこない味」がコンセプトですが、これどうやって確かめているか、分かります??
それは、、、、、 毎日食べること!!
三代目・四代目を中心に、担当スタッフが毎日実際に食べて、確認をしています。
冷し中華画像1
今年も雨の日も風の日もずっと食べていますが、今のところ飽きてません (笑)
オススメの食べ方は、「かけ冷し中華」。
「かけ冷し中華」って??
茹でて、氷水でキンキンに締めた麺を器に盛り、付属のスープを上からかけるだけ。ただこれだけです(笑)
でも、これだけで十分おいしく食べれるように作っていますので、一度お試しください!

最後に、福井県内総世帯数は約28万世帯。
「宗近の冷し中華」がひと夏に2回以上、県内全ての食卓に並ぶ計算ですね。
ここまで食べられる「宗近の冷し中華」、もはや福井の隠れた「県民食」ではないかと考えています。
今後とも世代を超えご愛顧頂ければ幸いです!