麺 to the ニュース


 日ごとに春めいてまいりましたが、皆様いかがお過ごしですか。
 私たちにとって1月から3月までは、比較的ご注文が落ち着く時期です。
 時間的な余裕が生まれるわけですが、実は、この期間が1年のうちで最も重要な期間でもあるのです。

 衛生管理の強化、おいしさ追求のための製麺レシピ見直し、部門ごとの問題解決、長期的な経営計画、ビジョンの社内共有、などなど、挙げれば本当にきりがありませんが、この時期だからこそじっくり取り組めることがたくさん!

 「もっとおいしく・もっと安心安全・健康的な麺を作るにはどうすればよいか」「私たちにしか出来ないサービスを通じて、皆様に喜んで頂くために、どんなことができるのか?」
 こんなことを真剣に考え、取り組んでいくための大切な強化期間だと考えています。
 

 まず「ハサップシステム」の認証に向けた取り組みを開始しました。
 これは、製造現場において、職人の勘や経験に頼ることが多かった衛生管理を徹底検証、その衛生管理項目を誰もが分かるようマニュアル化、さらに人体に危害を及ぼすかもしれない重要な工程に関しては、その防止のための継続的な監視・記録するための管理手法です。

 「皆様にとっての大切な人が食べる物」を作っているわけですから、安全性をより高める取り組みは大事なことだと考えています。

 次に「四代目宗近 八割そば」の品質向上。
 宗近そばの中で、最もグレードの高いそばですが、さらにおいしくするための取組を実施、付属のそばつゆもリニューアルしました!

四代目宗近 宗近鉄也  

麺 to the クエスチョン ~なんでも相談室 編~


Q‥麺をゆでる時、差し水するのは何故ですか?

A‥結論から言うと、差し水はしなくて大丈夫です。
 昔は、お湯が吹きこぼれないよう差し水をして沸騰を抑えていましたが、現在はコンロで火加減調整が出来ますので、ただ火力を弱くして吹きこぼれないようにすればOKです。
 逆に差し水をすると、鍋の中の温度が急激に下がり、麺がおいしく茹であがらないことがありますので、ご注意くださいね。

 では、ここで麺を簡単においしく茹でるコツを。
「ご家庭にある一番大きな鍋で、グツグツ沸騰した たっぷりのお湯で茹でる!」
 ん?たったこれだけ??
 沸騰してない、お湯が少ない、この場合おいしく茹で上がらないので、これ重要なんですねぇ。

 逆にお湯がたっぷりでも、アルアルの失敗例は。
「一度に大量の麺を茹でてしまう」
 この場合もお湯の温度が急激に下がり、おいしく茹で上がりません。
 基準は生麺重量に対し十倍以上のお湯を使い、なるべく少な目の食数で茹でてください。
 大家族の奥さん!ご家族がおいしく召し上がるためです!
 グッッと我慢して、少しずつ茹でてくださいね!

 あとは、お湯に入れたらソッと麺をほぐし、茹で上がり後は、キンキンの氷水でしっかり締めること。
 しっかり締めることで、「喉ごし」「麺のコシ」が格段に良くなりますので、こちらもお忘れなく。

 茹で時間などの細かいコツもたくさんありますが、そのあたりは「しおり」「袋記載の説明」をじっくり読んで頂ければ十分です。
 「茹でる前のお湯」「茹でた後の氷水」。
 最初と最後が肝心な麺のおいしい茹で方、年越しそばでぜひ実践してみてくださいね!

麺 to the カスタマー ~歴史あるお蕎麦屋さん 編~


 福井県と滋賀県の県境にある「民芸茶屋 孫兵衛」さん。
 伝統的な日本の民家を利用した、老舗のお蕎麦屋さんです。
 

 かやぶき屋根の雰囲気ある外観、手入れされた素敵な庭を見渡しながらホッと落ち着ける店内。
 ここまでの味わい深さは、長年営んできたからこそ。
 ここには「おくの細道 素龍清書本」が保管、重要文化財に指定されており、
孫兵衛さんの歴史そのものを、肌で感じることが出来ます。

 自ら仕入れる天然の自然薯を使った「とろろそば」が孫兵衛さんの定番メニュー。
 力強い自然薯と特製お出汁とのハーモニーが抜群、自然薯が絡んだお出汁は最後まで飲み干したくなるおいしさ!
 「とろろ好き」な奥様方に、特におすすめしたいお店です。

 そして何より、長年「宗近そば」をご利用頂いており、孫兵衛さん専用のレシピを用いて、宗近が麺を仕上げています。
 「パツッ」と歯切れの良い食感と爽快な喉ごしで、普段の宗近そばとはまた一味違う、おいしさを味わうことができます。

オーナーの西村さん、一見コワモテな雰囲気ですが、、、実はとても気さくでお話し好きな方!
 お伺いした時も、孫兵衛さんの歴史、自然薯のこと、かやぶき屋根を維持する苦労話など、たくさんのことをお聞きすることができました。


〈孫兵衛のオーナー西村さんと〉

麺 to the レター ~感謝のキモチ~


福井県在住 K・M様 「宗近そばお試しセット」をご購入

ご注文後に、息子さんも仕事先の方から頂いてきたとのこと、すごい偶然ですよねぇ。
ご家族からの評判も上々のようで、私たちも嬉しく思っています!
この度はご注文ありがとうございました。

 

福井県在住 T・K様 「宗近そばお試しセット」をご購入

ご家族全員がお蕎麦大好きなんですねぇ。
みなさんに「おいしい」と喜んで頂けて何よりです!夏場「宗近の冷し中華」もお買い求め頂けているとのことで、本当にありがとうございます!

 

宗近そばお試しセット:2018年7月と11月に2回限定販売

今後も企画しております。宗近そばが気になりましたら、ぜひお試しください!

 

 

麺 to the ニュース


 2018年の年越しそば、昨年も無事に作り終え、皆様に滞りなくお届けすることができました。
 全国からご注文を頂くお取り寄せギフト、地域のスーパーさんで販売する蕎麦、飲食店さんでご提供する業務用蕎麦、などなど、お客様の用途によって異なる、様々な「年越しそば」を製麺しています。
 1年で最もそばの製造量が多くなるのが、この年越しそば。(当たり前ですね。。)
 スタッフ達の気合の入れ方も違います!

 そんな年越しそばをつくる様子を少しだけご紹介。

出来立ての「なまそば」がずらり!(写真左)

お届けするお客様ごとに、麺の種類や包装形態を変えています。

 

昔ながらの「ゆでそば」を最終検品中!(写真右)

地元のお客様には根強い人気。発売から60年以上続く、宗近のロングセラー商品。

 

お歳暮ギフトの梱包作業中!(写真左)

年々ご注文が増えている、ギフトのご用命。キッチリ・綺麗を心がけて包装します。

 

クロネコヤマトさんによる集荷作業!(写真右)

商品に問題がないか、慎重に最終確認しながら、商品を積み込みます。

 

麺 to the ホープ ~現場のチカラ編~


 今回の現場のチカラは、昨年10月から新しく仲間入りした「木村茂幸」を紹介。
 20代の頃は、サービス業の仕事を多く経験、色んな人と接するのが大好きな性格です。

 なんといっても、大のそば好き!
 昼休みには、2杯のそばをたいらげ、休みの日にも取引先のお店を食べ歩きするなど、麺に対して、四代目に負けず劣らずの貪欲さ。

 宗近で早く成長したいという意欲から製造・配送・各種イベント出店等、積極的に様々な業務に日々挑んでいます。
 以前、衣料関連会社の品質管理チームで活躍した経験を活かし、宗近の製造現場での衛生環境・品質向上も目指しています。
 
 ここで、四代目に質問しました。
Q:「彼を採用した一番の決め手は?」
四代目:「ん、顔つきが良かったから。」

 え、、それだけ、、半分本当らしいです、、

 が、実際は、選考段階で四代目と2時間以上もじっくりと面談をして、「今後の活躍っぷりが目に浮かんだから」とのこと。(ちょっと安心しました。。) 

 今後、直売会や各種イベント等で、実際にみなさまとお会いすることもあるかと思います。
 その際には、ぜひ彼に温かいお声をかけて頂ければ、本人の励みにもなりますので、何卒よろしくお願いします!

麺 to the ニュース


 新年あけましておめでとうございます。
 皆様におかれましては健やかに新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 さて、昨年を振り返りますと、創業初の「大感謝祭」を開催し、本当にたくさんのお客様にご来場いただきました。
 長年麺づくりを続けることが出来るのは、支えて下さる皆様のおかげ、このありがたみを改めて実感出来た年となりました。

 創業以来初の出来事がもうひとつ!それは、宗近家全員での「正月温泉旅行」。

 ん? それ普通じゃない??

 と思われますが、これまでは、お取引様のご注文にお応えすべく、身内だけで、正月対応を七十年以上続けて参りました。

 それが宗近家の当たり前の伝統になっていて、、
 そうなると、365日、ひたすら休みなく働くことになるんですよねぇ。
 
 でも、、「そんな人生、、辛くないですか」

 ということで、創業以来初となる「正月休み」を実現しました!

 宗近で現役で働く86歳の大奥(祖母)は「家族全員で旅行に行ける日が来るなんて、夢みたい」と泣いて喜ぶ姿が印象的で、素敵な正月休みとなりました。
 
 最後に、私たちは本年もおいしい麺づくりに励んで参ります。
 どうかみなさま、変わらぬご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
               
 四代目宗近 宗近鉄也

Q‥年末といえば?年越しそばのお供といえば?


 平成最後の年、麺が主食!?な方から、ショッピングセンターの買い物客にまで、年末についての疑問を突撃インタビュー!
 「年越しそばのお供」にまで及んだ今回の調査、みなさんは、今年どんな年末を過ごされますか?

 年越しそばのお供No.1はおせちの早出し!その他、お肉などで豪華な食卓を囲む方が大多数! 

 

人によって恒例行事もさまざま!

 年越しそばを父が手打ち、母が茹でて共同作業! (40代女性)

 お年玉用に現金とスクラッチカードを!恒例の年末運試し!(70代女性)

 年末30kg分の餅づくり!親戚中に喜ばれるので頑張ります!(60代女性)

 仕事をするようになって、毎年正月は海外旅行へ!(30代男性)

┃麺 to the スポット ~たけふ菊人形編~┃


 福井県越前市で開催される秋の一大イベント「たけふ菊人形」。
 今年も、宗近はフードコートに出店決定!福井の名物「越前おろしそば」をはじめ、一番人気「ざく切り野菜の大きなかき揚げ おろし天そば」などご用意して、皆様のお越しをお待ちしています。

 会期中は、福井国体も同時開催!例年以上に楽しめることまちがいなしの、たけふ菊人形をご紹介!

 まずは、、なんで菊人形が始まったの??

 元々、越前市(旧武生市)は北陸随一といわれるほど菊づくりが盛んで、菊名人たちが、秋になると自慢の菊を展示し技を競っていました。
 そこで当時の市長は、各名人たちの菊を一堂に展示することで、明るく楽しい町を作りたいと、考えるようになりました。
 そして、昭和27年の秋、菊名人たちの素晴らしい菊の花を出品する「たけふ菊人形」を開催したのが、始まりと言われています。
 当時、頑固な菊名人たちを一つにまとめるのは、大変苦労されたようですよ。

 今は当たり前となった大河ドラマをテーマとした菊人形館(当時は見流館)は、NHKとのタイアップによる効果もあって、当時から大人気でした!
そして、忘れちゃいけないのが、地元のみなさん、覚えてますかぁ??
「武ちゃん、菊ちゃん」
 今思うと、ゆるキャラブームの先駆け的な存在ですね!

 飾られる菊の数は、日本最大級の二万株!会場いっぱいに菊の香りが広がり、様々な菊が咲き誇ります。
 二年がかりで育てられる迫力のある千輪菊や福助、懸崖なども見どころのひとつ。日本庭園を背景に五層の屋根のすべてに鮮やかな菊が咲き誇る「菊花五重塔」も圧巻で、記念撮影におすすめ!

 およそ一か月半の開催期間中、何度か足を運び、菊の咲き具合の変化をじっくりと観察するのも、通の楽しみ方です。

 あと、たけふ菊人形に欠かせないひとつが、日本を代表する「OSK日本歌劇団」の華麗なレビューショー!
 地元の方にも大人気、週末は公演30分前には長蛇の列ですので、大迫力の前列で楽しみたい方は、早めに並ばれるのがおすすめ!
 女性ならではのしなやかさ・華やさ、そして力強く舞う姿に、きっとあなたも感動を覚えることでしょう! 

 

 お子様連れで楽しむなら「だるまちゃん広場」。
 大型アスレチックや川遊び、乳幼児から遊べる広場など、お子様が喜ぶ仕掛けがたくさん。中でもおすすめは「ふわふわ雲」。このトランポリンの下は砂場で、転んでも痛くない!
 安心して子供が遊ぶ姿を見守ることが出来ますし、たくさんの子供たちが跳ね回っている姿は、こちらまで笑顔になれますよねぇ

┃麺 to the コネクション ~観光地にかけるロマン 編~┃


みなさん、鳥取県といえば??
「鳥取砂丘!」、、、ですが、、、他にも観光スポットがあるのご存知ですか?

 昔ながらの田園風景が広がる地に、突如現れるリゾート空間。  

 鳥取の圧倒的大自然を背景に、1個百円のこだわり卵を通して、「食」を楽しむことができる、観光スポットがあります。
 とあるきっかけから、このリゾート計画を直接お聞きするご縁があり、色々お話しをしてるうちに、やっぱり、いてもたってもいられなくなるんですよねぇ。

 というわけで行ってきました!鳥取県八頭郡にある「大江ノ郷リゾート」。

 平飼い養鶏牧場として創業以来、こだわりの「天美卵」を全国販売するほか、 鳥取県産をはじめとする国産・有機・無添加の素材を使ったスイーツ、そして自家製麺の釜玉うどんまで提供されています。

元々実店舗はなく、養鶏牧場で「天美卵」の販売のみをしていたそうです。1個百円の高価格帯の卵ですが、お客様からの評価が高く、「天美卵」を求めるファンが現地まで来られるようになりました。

 そんなお客様達をしっかり受け入れたいと、実店舗計画を決意。
 当時としては、かなり「賭け」に近い投資計画だったと伺いました。

そうして平成二十年にオープンしたのが「ココガーデン」。
「天美卵」を使用した「大江ノ郷パンケーキ」が瞬く間に人気になり、連日長蛇の列で、大ヒット!
 「フワッ」と軽く、「シュワッ」と口の中でとろけるような食感、そして濃厚卵と風味豊かなバターとの調和がたまらない、絶品パンケーキです!
その後、「大江ノ郷ヴィレッジ」「大江ノ郷テラス」をオープン。
「大江ノ郷ヴィレッジ」では、出汁醤油を天美卵にからめる釜玉うどん専門店をはじめ、目の前で作られるパン・スイーツやジェラートなどが楽しめます。

「大江ノ郷テラス」は、天美卵、鳥取県産の食材を活かした本格料理が楽しめ、大自然を眺めながらの優雅な食事は、非日常空間を味わえます。

 その他、バウムクーヘンや無添加ソーセージづくりの体験教室もあり、ご家族連れで楽しめる、鳥取県を代表する一大観光スポットとして注目されることとなりました。
 当時のコンサルタントから「このリゾート計画は失敗する」との意見を押し切り、鳥取県に数十万人が訪れる観光地をつくり、過疎化が進む地域に労働力を生み出し、まちを活性化させたのです。

 「鳥取を観光地にしたい」という想い、そして、熱いロマンがそこにはありました。

【鳥取にある「大江ノ郷リゾート」  村上マネージャーさんと】

「天美卵」をはじめ、様々なオリジナル商品を販売。特にバウムクーヘンが人気!