ごあいさつ


朝夕はめっきり冷え込む季節になりましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか。
私たちは、お歳暮シーズン到来、そして年越しそばに向けた準備に余念がなく、スタッフ達の様子を見ていても嵐の前の静けさといったところです。
さて、宗近の秋の風物詩「たけふ菊人形フードコート」では、たくさんのご来店ありがとうございました!
昨年までとは違う、なにかコロナ前のような賑やかさがあり、皆様と顔を合わせる機会が増えたことに嬉しさを感じました。

さぁ、新店舗のオープンも間近に迫ってきました。
前々回のニュースレターでも少し触れましたが、この店舗構想は10年前から始まり二度挫折をしながら、今回ようやくオープンすることとなります。

私の根本には、宗近製麺所は福井で一番愛される製麺所でありたいという思いがあります。
四代にわたり麺づくりを続けてきたこの75年間、過去には麺商品の価格競争の波に飲み込まれ、倒産寸前のギリギリの時期が本当に長く続きました。
そんな中、麺づくりを続けてこれたのは、世代を超えてご愛顧いただく地域の方々のたくさん支えがあったからこそ、本当に感謝しております。
宗近製麺所はこれからもずっとこの福井に根付き、もっともっと愛される存在となるよう、そして皆様の生活がより豊かになるよう、新店舗を通じて様々な取り組みを行っていきます。

福井県では過去に50社以上あった製麺所も今では15社前後に減少しています。
県内の麺業界の存続危機、活性化が課題であり、これは全国的に見ても同じ状況です。
親から子に、そして孫へと続く麺文化の未来のため、活力ある麺業界をつくりあげ、子供たちにとって憧れとなるような、魅力ある麺業態をつくる。
新店舗を通じて、そんなきっかけを作ることが出来れば幸いです。

麺 to The Future!!

四代目 宗近鉄也